ショートショート日記


2004.1.4.Sun 新年一発目
 あけましておめでとうございます。



 新年ですね。
 さる年ですね。
 新しい年というものは、いいものですね。







 が、






 新年早々…、

















 あばらを折りました。
2004.1.7.Wed あばら骨折
あばらが折れたんです。

 曙が負け、白組が圧勝し、ボンバイエにはそろそろ飽きが感じられた、そんな風にして迎えた新年早々のことでした。
 スノーボードに行ったんです。"IZAYOI雪攻隊"のひとりとして赤倉の雪山に乗り込んだのです。
 ちなみにIZAYOIとは、イケメンシェフとして有名な原透悦を店主として麻布十番に構える、オシャレでモダンでリッチな鶏料理のお店です。
 みなさんも一度行ってみるといいでしょう。原透悦が素敵な大人の夜を約束してくれるに違いありません。ヒサクミコからの紹介状も持っていけば、きっと何かサービスしてくれるはずです。

 そんなIZAYOIスタッフたちをはじめとする総勢7名からなる大所帯で雪山に特攻したのです。
 楽しくないはずがないじゃないですか。はしゃがないはずがないじゃないですか。昼間っからお酒飲みまくってヘロヘロにならないはずがないじゃないですか。

 ちょっと浮かれ過ぎちゃってあばらを折らないはずがないじゃないですか。
 というわけで調子に乗って、飛んで、地面に落ちて、体を打ちました。


 そして、あばらを折りました。。



 後日病院に行ってみると、やはり折れているという診断でした。しかしポキっといったわけではなく、臨床的に骨折しているということです。

 臨床的?

 臨床的骨折ってどういうことでしょう。臨床心理学的ってこと?心理的に骨折してるってこと?心の奥に眠る本当の私だけが知っている骨折ってこと?

 骨折してるかどうかは気の持ちようってこと?


 そんなわけで臨床的骨折をしたあばらは全治3週間ってことです。その間湿布を貼って、コルセットのようなもので固定して、おとなしくしていろってことです。


 もちろんおとなしくしてますよ。
 だってコルセットが苦しいんです。かなり肺が圧迫されてるんです。中世ヨーロッパ貴族の女性たちは相当苦しい思いをしていたのだと実感します。

 でも実際こうしてコルセットをしてる姿は、中世ヨーロッパ貴族のような美しい姿では決してないのです。


 どっちかって言うとこんな感じです。







 
2004.1.15.Thu もーちゃんの失態
 先日、誕生日を迎えました。

 というわけで、恒例のヒサ家誕生日パーティーが開かれました。
 今回は日頃お世話になっている人々もお呼びしてみました。さすがに家族だけだと飽きてきたってこともありますけど、人数は多ければ多い程楽しいってわけでゲストを呼んだんです。

 お馴染みのチームヒサクミコ幹部、ユッキーとメカ嶋、それにチームオジーから8も参加してもらいました。
 彼等はわざわざ私の誕生日を祝うためにやってきたんです。

 20代も後半の私のためにわざわざ足立区竹ノ塚までやってきたんです。


 小学生の頃などよく誕生日会ってものをやっていましたよね。クラスの仲の良いお友達を呼んで、ケーキを食べて、予算500円程度のプレゼントをもらい、そのお返しは親が負担するという、理不尽なイベントです。

 子供か、西田ひかるにしか許されていない自分本意なイベントです。

 そんな贅沢なイベントのためにわざわざ東京の辺境まで足を運んでくれたわけです。感謝せざるをえません。


 というわけで、こんな素敵な日を記録しておくべく、妹・友美は自らすすんで写真に収めてくれていました。

 さすが妹です。カフカマニアにアップするとかそういうんじゃなく、記録として残しておこうとしてくれたんです。

 さすがです。
 言われなくてもやるってところがさすがです。ヒサクミコの妹・もーちゃんとしての自覚をしっかり持っているようです。


 そしてそんなもーちゃんが撮ってくれたものがこれです。


 画像をクリック!
 








 …動画です。




 しかしもーちゃんは静止画のつもりでいたようです。







 それ以上に父・友和と母・千恵子夫婦は何がなんだかわかっていないようです。
 

 しかも三角帽をかぶって…。

2004.1.23.Fri 最高級バーガー

 最も贅沢な食べ物のひとつに「ニッポンのバーガー 匠味」ってのがあります。

 ファーストフードの代表格・モスバーガーが昨年夏に打ち出し、これまでのファーストフード界に新たな旋風を巻き起こした高級なハンバーガーです。
 熟練した技術をもつ選ばれたスタッフが調理するという「匠味」は、これまで培ってきたハンバーガーづくりへの「こだわり」を追求した究極的な商品らしいです。

 そんな贅沢な逸品です。当然出し惜しみしても仕方ありません。店鋪を限定し、その選ばれた各店鋪では限定20食で販売するという特殊な販売戦略で、580円という決して安くない価格に関わらずこれまで全国のグルメたちを唸らせてきたのです。

 そんな匠味バーガーから、この冬新商品が調子に乗って登場するらしいのです。その名も「ニッポンのバーガー 匠味レタス」です。

 モスバーガーのプレスリリース記事によると、

 "バンズを使用せず、90gものレタスでパティを包んだ全く新しいハンバーガーです。野菜を150g摂取することができ、成人の1日あたりの目標である野菜摂取量(350g)の4割を満たすことができるヘルシー志向のハンバーガーです。エネルギー値は、現在販売している「匠味」の565kcalと比較し、40%少ない340kcal(*)となっています。これは、人気の定番メニュー「モスバーガー」(290円)の380kcalより低い数値で、通常の1.8倍のパティをお楽しみいただきながらも、女性を中心とする健康志向の顧客ニーズを満たす商品となります。(* 別添のソース・ドレッシング・グレッサンは含まず)"

 らしいです。

 素敵ですね。ハンバーガーと言えばカロリーが高く、若い女性たちにとってはダイエットの大敵であります。しかし、この「匠味レタス」は低カロリーであり、しかも野菜をふんだんに摂取することができるというわけです。

 素敵ですね。

「匠味レタス」は「バンズを使用せず、90gものレタスでパティを包んだ全く新しいハンバーガー」なんです。


 バンズを使用せず、90gものレタスでパティを包んでるんです。


 バンズを使用せず、90gものレタスなんです。


 バンズを使用しないんです。











 ……。


 バンズを使用しない?







 バンズを使用しなくてハンバーガーってよべるんですか。


 たしかにこれまでモスはライスバーガーと言って、バンズの替わりにお米を使ってハンバーガーを売り出してきました。これはまだ許せます。お米だったら一応同じ穀物だし、ちゃんと「ライスバーガー」って堂々と名売っているんですから、それは認めてあげるべきでしょう。
しかし、「匠レタス」なんて、「ニッポンのバーガー 匠レタス」です。最後に申し訳程度に「レタス」とうたっているだけです。そんな語尾にくっつける程度でバンズがレタスに全取り替えされていることなど、どうしてアピールできましょうか。語尾がはっきりと発音されないかもしれないじゃないですか。

「ニッポンのロールキャベツ 匠味」にするべきです。

 いえいえ、別にそんなことを言いたくて「匠味」について触れたわけじゃないんです。
 バンズがレタスになろうが、白菜になろうが、わかめになろうが…、

そんなことはどうでもいいんです。そんな小さなことでグダグダと小姑みたいに言いたくないんです。

 私がモスに言いたいことはもっと大きなことなんです。
そうです、私は言いたいんです。モスに言いたいんです。すごく言いたいんです。
 それは…、



 匠味バーガー、そろそろ足立区でも販売してください。

2004.1.28.Wed 友和の愛

 誰でも親の愛情は気になるものです。

 他の親と比べ、自分の親の愛はどのくらいのものなのか、兄弟姉妹と比べて自分への愛情の深さは劣ってはいないのか。
 誰でも人の子として生まれて来た以上、親からどれほど愛されているのかそれを確かめてみたくなるものです。

 もちろん私も気になって仕方ありません。妹・友美と二人姉妹ですけど、二人の間でどちらがより愛されているのか気になって仕方ありません。

 そこで私も聞いてみました。どちらが好きなのか、父・友和に聞いてみました。

 やはり友美のほうでしょうか。どの時代でも末っ子ってのはかわいいものです。私とは年もだいぶ離れているし、静止画と動画の違いもわからない少し頭の弱い子です(1/15日記参照)。親としてみれば少しくらいバカなほうがかわいいって気持ちもあるでしょう。友美のほうが好きだと言われてもやむをえないかもしれません。
 しかし、私は女姉妹の長女という立場にも関わらず、男らしくわんぱくに育ってきました。CCDカメラやアンテナや映像装置などを巧みに操り、休日は友和と共に作品制作をし、よりたくましく、より力強く、よりデジタルに育ってきました。言うなれば、息子のような存在だったはずです。

 末っ子の娘と、1人息子。いい勝負かもしれません。

 で…?






 「一番はもーちゃん(友美)だ」


 「……。」
 
 納得いかない。本当は二人とも同じくらい好きだという返事を期待していました。それなのにこんな答えが返ってくるなんて正直がっかりです。やはり男親は息子より娘のほうに愛情を注いでしまうってことなのでしょうか。友和的には友美って名前に親近感を湧いてしまうってことなのですか。




 「お前は一番ビリだ」








 はぁ〜〜???

 一番ビリって。そりゃあ二人姉妹なんだから一番じゃなければビリってのは当たり前じゃん。それなのにわざわざビリって強調するなんてどういうことでしょう。それだけ一番と二番の間には大きな差があるって言いたいのでしょうか。
 悲しいです。二人姉妹として平等に育てられてきたと信じていたのに、こんな仕打ちを受けるなんて悲しすぎます。わざわざビリと言うなんて、私に対する友和の愛はそれほど薄っぺらなものってことなのでしょうか。



 「二番目はマメだ」




 ………。



 …マメ?




 マメ????



 マメ?????????









マメ(シーズー 4才)








 犬以下ってことですか。
 しかもヒサ家には犬が3匹います。ビリが私ってことは三番目も四番目も犬ってことですか。
 








友美
クミコ

ってことですか。










 もういいです。わかりました。友和の気持ちはわかりました。


 でも逆に中途半端に、









友美
クミコ

じゃなくて良かったです。

2004.1.29.Thu マメへの溺愛

















 マメ。シーズー、4才。










 実の娘を差し置いて、父・友和の愛情ランキング2位に君臨した飼い犬・マメです(1.28日記参照)。

 たしかに友和はそんなマメをとてもかわいがっている様子です。その愛情の深さがうかがえます。
 毎日のようにマメの頭をなでながら猫なで声で言います。



 「しかしマメちゃんはかわいいな〜。ホントかわいいな〜」



 もちろん最下位の私などにそんな甘えたことは言いません。他の犬たちと比べてもマメちゃんに対する愛情はレベルが違います。




 「ホントかわいい顔してるよ、マメちゃんは。な〜マメちゃん」



 そのしつこさには、さすがに当のマメちゃんも少々うっとうしがっているようですが、そんなのも顧みず、友和はマメちゃんに愛の言葉をささやき続けます。



 「マメちゃんはかわいいな〜。フクロウにそっくりでかわいいよな〜」







 フクロウ???













 かわいいか?