SKIP
東京では雪も降るほどの寒波に見回れ、
街を歩く人々は肩をいからせ、
足早に冷たい空気の間を通り過ぎる。

寒い季節だった。

「今年は一段と寒いな」
毎年のように口にする。

クリスマス、お正月と
楽しく愉快な日々を過ごし、
そろそろバレンタインデーを迎えるこの季節、
透き通った空気としんしん降り積もる雪は、
幸せな人々の心を一層盛り上げる
引き立て役だ。

メトロポリス東京は真っ白な銀世界に包まれ、
色とりどりのイルミネーションが
美しく浮かぶ。
こんな美しい地球上に生を受けたことに
感謝する瞬間だ。

私はそこにいた。

ラハラと呼ばれる、
オシャレな若者が行き交う原宿の一角。
個性的な店が並ぶその街でも
ひときわ目を引くその建物の中、
四方から青い光に照らされた
真っ白な壁に囲まれたその部屋。

頭からはチューブが伸ばして。

…あれから1年。